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第2回 NORI:道具と材料と料理人(1/2)

NORI(のり)

オーサリングエンジニア。三重県四日市市出身、横浜在住。プロダクション勤務の後、フリーランスを経て有限会社トゴル・カンパニーを設立。ShockwaveやFlashコンテンツのプログラミング、オーサリングなどを主な業務とする。趣味は食べること、猫と遊ぶこと、写真を撮ること、映画を観ること、ブルース・ブラザース他。苦手なものはらっきょう漬け。ロクナナワークショップ講師、多摩美術大学非常勤講師。著書に『FLASH ActionScriptトレーニングブック』(ソーテック社)、『FLASH ActionScript 辞典 第2版』(翔泳社)など。

やりたい仕事、なりたい職業

─ よろしくお願いします。まず始めに、小さい頃になりたかった職業ってありますか?

小学校の卒業文集だと、小さな会社の社長って書いてましたね。

─ 「小さな」会社ですか。

うん、小さい会社に憧れていたんですよ。そのとき父が10人くらいでやっている小さい会社に勤めていまして。近所にあったのでよく遊びに行っていました。そのときのイメージが、なんとなくあったのかもしれないな、と思うんですけれど。

まぁ、それに比べて、今やっている会社はあまりにも小さすぎますが(笑)

─ (笑) トゴルについても、のちほど伺いたいと思っています。では、中学生、高校生のときはどうでした?

エディトリアルデザイナーになりたかったですね。でも、当時は「雑誌や書籍のデザインをする仕事」ということくらいしか分からなくて、エディトリアルデザイナーという言葉すら知りませんでした。どういう経緯でなることができるか、想像もつかなかったですし。それって子供にとっては、すごく大きいことですよね。

いま、NHKで『あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑』という番組をやってるの知ってます?

─ はじめて聞きました。

いろんな職業の人をドキュメンタリーで追っかけて、その人の仕事のことを紹介する番組なんです。サラリーマンだったら商品の企画をやっているサラリーマンとか、プラネタリウムの運営をする市の職員とか、豆腐屋さんとか。

それを見ていて、こういう導きは大事だな、と思いましたね。自分の親が実際にどういう仕事をやっているか、現場を見る機会ってないですからね。サラリーマンにもいろいろあるんだな、とか。

─ まずは知ること。

そうです。だから俳優の子は俳優になるんだ、と(笑)

チームの一員であること

─ 高校卒業後の進路は、どうされたんですか?

水戸(茨城県)の私立大学に進学しました。そこが不思議な学校で、自分の学科以外の授業も受けられるんですよ。授業のつまみ食いができる。ほかにも、理系の学科がないのにコンピュータの授業があったりとか。

もちろん必須科目はあるんですが、それ以外の授業も単位になるんです。

─ おもしろいですね。ちなみにどのような学科に?

コミュニケーション学科というところです。主にマスメディアや、人とのコミュニケーションについて勉強していました。でも、つまみ食いができるので教育学、社会学、心理学、と他の授業もいっぱい受けましたね。

結局、単位は140くらい取りました。みんな120ギリギリで卒業するんですが、私は毎日学校に行ってましたよ。

─ 学生の鑑だ。

当時は学校にMacがありましたしね。短大が併設されていて、そこにMacが完備されていたんです。四大のほうは端末機しかなくて、パソコンがなかった。そっちは使っていても楽しくないので、Macを借りてDTPをやったりしていました。

─ 大学でコンピュータと出会ったんですね。

なにが良かったって、プリンタを使い放題なんですよ(笑) 大学では映画部に入っていて、そこで使うチラシを100枚も200枚も刷っていました。Mac Wordで割り付けまでやって、モノクロのレーザープリンタで出力する、という感じで。

─ 使いすぎ!って言われませんでした?

それが、大学にMacを使う人がいなかったので、逆にありがたがってもらえたんですよ。むしろ「君は熱心だから、もっと使ってよ」と言われるくらいで。

─ 歓迎されちゃったわけですね。ところで、映画部だったんですか?

はい。カメラマンをやりたかったんですが、部に入ると先輩に「芝居をやりなさい」と言われて、そのまま役者をやっていました。

─ 希望とは違う配属に。

要は背の高さの問題だったんです。カメラマンは、高ければ高いほど有利なんですよ、視点を移動できるから。

─ 監督をやったりは?

してないですね。シナリオを書いたりはしましたけど、実際に撮影するところまでは行かなかったですね。お金もかかりますから。

でもね、スタッフっていうのに憧れるんですよ。チームの一員であることが好きなんですよね。縁の下の力持ちになりたいと思ってました。

─ 「小さい会社」とも共通する何かがありそうですね。

ええ、自分でもよく分からないんですが、集団の一体感とかそういうのが好きなのかもしれないです。みんなと一丸になって徹夜して、朝になったらマック行って、ハンバーガー食って解散っていう(笑)

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