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ラボ

2013.06.27
ミニ四駆を改造してラジコン化する

プログラミングの義務教育化が検討されていますね。[参考] プログラミングって勉強じゃなくて楽しみだと思うのです。

目指せ!「キッズプログラミング」教室

小学生の興味をそそるようなおもちゃを作って、手乗りパソコン「Raspberry Pi」に載っている「Scratch」でブロック感覚で動かすことができたら、きっともっとプログラミングは魅力的になると思います。
それに、プログラミングに触れることで、英語、数学、理科を学ぶことの必要性もわかると思うし、それにいま私が題材にしているようなおもちゃなら工作の楽しみも得られるはず!

次世代に学ぶ楽しみを伝えたい「キッズプログラミング」教室。予定はありませんが、まずは、レジュメと教室に必要なキットをそろえたり、自作したりするところからはじめたいと思います。きっと実現できると信じて!

自作おもちゃはまだ無理なので、仕組みの勉強からはじめます

「Scratch からコントロールできるおもちゃ」
さすがのAmazonでもこれはありませんでした。となると、自作するしかありません。とはいえ、コンピュータから操作できるおもちゃの自作となると「電子工作」になります。
なにごともひとつひとつ進めるところにしか答えはありません。

「Scratch からコントロールできるおもちゃ」という目標はいったん棚上げし、まずは初心者らしく出ているおもちゃの仕組みを学びつつ改造するところから始めました。

左上がスマートフォンのイヤホンジャックに機器を繋げて、ラジコンのように車をコントロールできるおもちゃ。右上がミニ四駆キット。左下はレジュメ、右下は追加で必要な部品です。

ミニ四駆の下半分を組み立てる

ミニ四駆って自分で組み立てるものだったんですね。すみません、知りませんでした。部品の山にびびりました。頑張ります。

なんとか完成。こ、こんなところで、力を振り絞ってしまった。。。ちなみに、これは平日19時から始まった勉強会です。まずは初心者なので勉強会に参加するところからはじめてみています。空腹はお菓子で満たしつつ、勉強会は進みます。

ラジコンカーを分解します

ラジコンカーを分解します。きゃー、もったいないー。という気持ちをなだめるべく、最後の姿を写真に撮ります。

基盤むき出しです。こんな風になっているんですね。
前輪のところに向きの制御をする小さめのモーター、後輪のところに大きいモーター、基盤から右のほうに飛び出ているのは赤外線の受信機です。へーへーへー。何で赤外線の受信機にはケーブルが3本つながっているんだろう???とか、分解すると発見と疑問が湧き出します。

基盤を取り出します

基盤を取り出しました。緑のはバッテリーですね。こんな小さいのがあるんですね。右下にあるのがラジコンのモーターです。その上にあるのがミニ四駆のモーターです。モーター自体は同じだけど、軸の長さ的あわないのでハンダでの付け替えが必要です。
で、ラジコンのモーターについている丸いのはコンデンサーというものらしいです。これがないとノイズがのるので赤外線での指令が正しく処理されないそうです。(なるほどー)

いい大人だからこそ、勉強します

この日の弊社は大人が7人集まって、半田ごてを片手にラジコンカーを分解していました。床にはミニ四駆のコースも置いてあります。みんなエンジニアやアートディレクターな人たちです。
日々の勉強なしには、ユーザーに新しくて楽しい体験を届けることなんてできないんですね。みんな頑張ります。(お腹減りました)


ラジコンから取り出した基盤をミニ四駆に繋げます

ハンダ付けで、モーターにコンデンサーとケーブルをつなげたり、ケーブル同士はくねくねねじったりして、絶縁テープで保護しました。不要なケーブルもあるけどあとでじっくり仕組みをみたいのでそのまま温存してあります。

基盤をミニ四駆に取り付けます<完成>

走らせた時に邪魔にならないように基盤やケーブルを用意された部品を使ってミニ四駆に一体化させます。これで完成!

走らせてみた

スマートフォンで操作する部分はiPhoneアプリとなっているので、そちらをダウンロードしました。前に7段階にスピード調整ができ、バックもできます。ミニ四駆って速いですねー。

次回はモーターで動く木工細工のティラノザウルスを制御してみたいと思います。


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