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ラボ

2013.08.16
静電インクを使ったポ○リスエットの夏広告考察

去年の秋口からときどき話題にでていて気になっていた技術。「iPadさん、どうやってカードを認識してるの?」 これは、iOSのタッチパネル上にカードを置くとゲームが動き出すもの。 今回は、夏広告としてその技術が採用されました!手に取りやすくなったため、早速試してその仕組みを見てみました。

大塚製薬の夏広告

仕組みが気になっていた、ポカリスエットの雑誌連動の広告。
「雑誌の付録をiPadに乗せると音楽スタート ポカリの個性派広告」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1307/19/news115.html

試してみました。

レコード盤を模した付録の「つまみ」を持ちつつ、iPadで表示したブラウザアプリの上に置くと、ミュージックビデオが再生されます。むむ、これは素敵。

ためしに、指でタッチしてみました。
おや?動く!

種明かし

今回の付録の裏を見ると、うっすら「円い何か」が見えます。

拡大します。

そう、これがタネ。
この円いポイントと同じバランスで画面上をタッチすると、指でも動きました。

今回の広告に使われたのは「静電インク」と前述の記事中にはありました。
付録をさわってみると、「つまみ」を持たないでタッチパネルにおいても何の変化も無いので、「つまみ」を持つことによって、静電気が発生する(回路がつながる?)と考えてよさそうです。

そして、タッチパネルは人間の静電気で反応するので、iPad的には「同時に複数の場所が押された」と同じ状態になります。
つまり、動画のように複数の指で同時にタッチする、「マルチタッチ」でも、押す場所さえあっていれば動くということ。

インターフェイス側の仕組みはわかってしまえば簡単なものですね。この「静電インク」で印刷できる会社さんがわかれば、今後の雑誌やSPツールでの展開は簡単だし普及しそうだなと感じました。
特にヒーローカードとかを置いたら、決めポーズとかしてくれたら楽しそう♪

ぜひ、アプリとかキャンペーン案件とかでトライしてみたいですね。

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